感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れむ
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教育論。当時の教育の問題点を挙げ、それに対する実践的なアプローチを紹介する。80年の本なんだけど今にも通じるのは悲しいかな。現代の学校システム自体が自殺、いじめなどの問題を生んでいる。画一化された官僚的教育は社会のためであって子供のためではない。子供のための教育とは何か?それはひとりひとりを生かす教育である、と当時の新指導要領で出てるんだけど、13年の現在ではね…。そもそも僕はミルの自由論から、ひとりひとりの能力が生かされた結果が社会になるのがよいと考えてるんで、新指導要領の目標も的外れかなと思う。2013/08/27