内容説明
『学び合い』は単なる授業方法ではありません。「一人も見捨てない」という強い思いと、それを実現するための方法論です。『学び合い』は、これから始められる方にとっても新たな試みですが、同僚や上司、子どもや保護者にとっても新しい授業です。同僚や子どもたちにとっても納得感のあるファーストステップを刻みたいものです。本書ではそのヒントを紹介しました。
目次
第1章 タイプ別に違いがある?校長の協力を得るために(校長は色々です;イノベーター・アーリーアダプターの校長 ほか)
第2章 悩みも迷いも受けとめて!子どもとの接し方(上手くいかなくなったら;選択科目の場合 ほか)
第3章 最初に説明しよう!保護者との接し方(最初に保護者に説明しましょう;学級通信 ほか)
第4章 普通のことを徹底することから始めよう!同僚との接し方(人に押しつける;説明してしまう ほか)
第5章 週イチから始めよう!授業のファーストステップ(まずは週イチ;安全運転で ほか)
第6章 仲間と広がりを生み出そう!自分の志を保つために(会に参加しましょう;参観しましょう・参観してもらいましょう ほか)
著者等紹介
西川純[ニシカワジュン]
1959年東京生まれ。筑波大学生物学類卒業、同大学院(理科教育学)修了。博士(学校教育学)。臨床教科教育学会会長。上越教育大学教職大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴーたん
2
『学び合い』をするときにどうやって周囲と折り合いをつけるか、『学び合い』の会の開催の方法、フォーラムを開くには?後援をとる方法など、先へ先へと見据えた本。隠れキリシタンのように実践してる人が想像よりも多いのだろう。初めて『学び合い』を知りたい人が読むなら、「『学び合い』スタートブック」の方がいいかも。2017/07/25
ブロッコリー
1
正直自分で買った本でなくてよかった 。この本は二重括弧の学び合いを、いかに 隠れながら 実践していくかって言うハウツー本。 どうしてそんなに隠してかなきゃならないんだろうな。 それをます 改善していく方がいいんじゃないかな…2020/02/15
樹木
0
みんなで『学び合い』を始めるにはどうすればよいかを、丁寧に解説している。スタートには、校長、子ども、保護者、同僚と折り合いをつけていく必要がある。なぜなら、『学び合い』が従来の、多くの人々が想定する授業とは違うからだ。『学び合い』がラディカルな考え・方法だからこそ、独りよがりでやるのではなく、他の人と折り合いをつけ、繋がりながら、理解されながらやっていく必要性を感じる。本書を読めば、『学び合い』の安全運転をするための道具立てがよくわかると思う。2017/10/14
BECCHI
0
『学び合い』の本が数多く出版されるようになった。徐々に実践者が困ることに目を向けて、どうしたら上手くいくか、ということをひたすらといていく本が増えたように感じる。『学び合い』に共感はしていても、なかなか上手くいかないとか、理解されないという事例があるからだと思う。また、教師自身が悩んでしまうことにも関係していると思う。でも、教育の未来がここにあると信じている人が多いから、このように広まりを見せているのだなと感じる。この本は、丁寧だ。わかりやすい。『学び合い』四年目だが、読んで良かった!2017/07/16
小林だいすけ
0
この4月に異動したばかり、極小規模の小学校で、受持ちのクラスは児童数が1人の1年生と4人の2年生。良い雰囲気で『学び合い』をしていた前任校とはあまりにも違いすぎる環境に、四苦八苦しています。 1年目は慎重に、できることから安全運転。2017/06/03




