内容説明
「自分で小説を読むときにも活きる学力」「今日はこれを学んだと言える言語技術」を身につける!国語授業の成功法則110。
目次
第1章 国語授業10の原理 文学初級編(先見性の原理;転移性の原理;恒常性の原理;教授性の原理;体感性の原理 ほか)
第2章 国語授業100の原則 文学初級編(基本として身につけたい10の原則;指導言を機能させる10の原則;小集団交流を機能させる10の原則;音読指導を機能させる10の原則;「設定」を指導する10の原則 ほか)
著者等紹介
堀裕嗣[ホリヒロツグ]
1966年北海道湧別町生まれ。北海道教育大学札幌校・岩見沢校修士課程国語教育専修修了。1991年札幌市中学校教員として採用。1992年「研究集団ことのは」設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんえい
4
今年度は中学生を指導していることだし、中学三年間での体系的な指導計画を作りたいなと思うに至った。設定・構成・描写・主題の観点から、言語技術を整理したい。2023/12/16
U-Tchallenge
4
国語授業の難しさを感じることがあるし、難しさを感じていることを耳にすることもある。それでも、母語を用いる授業であるので何となくできえいるだろう、と思われている節もあるように思う。そんな国語授業の文学教材の指導にとって最低限押さえておかないといけないことが、まとめられている内容となっている。ここまでかいつまんで説明されている本はなかなかないだろう。わかりやすい内容ではあるが、これぐらいはきちんと理解しておかないといけないと反省させられた。文学教材の指導に難しさを感じている者にとっては必読の一冊である。2023/06/24
ジーフー
2
入門編と言いつつ、紙面の制限がありながら全体を押さえつつ説明していくのが原理原則シリーズ。マニュアル本よりも意識を変える理論書の方が好きだがどちらも満たしている気がする。2023/07/28
家主
1
59A 非常に学びの多い一冊。これで初級なのだから、国語指導は奥が深い。学んだことを10個に厳選した。①授業の型を決める②浴びるように書かせるふり返り作文③発問や活動指示の前提となり、疎かにしてはいけないのが説明④具体例を語れる教師を目指す⑤説明で明確な見通しを持たせる⑥時間は短めに指定⑦教師自身も人生最高の範読を⑧中心人物が中心事件を介して学んでいることが主題⑨主人公は問題を抱えているが、初めはそれを自覚していない日常場面が描かれる⑩主人公の抱える問題点を読み取ることの方が重要。⭐︎月朝録音車で聴く2023/11/11