出版社内容情報
文字の学習も始まったばかりの小学校1年生や、まだまだ深い思考は難しい小学校2年生と、どうやって、「考え、議論する道徳」を行えばいいのか。そんな疑問に応えます。1・2年生を道徳好きにする仕掛けや発問のポイントから、学級づくりまで語った1冊。
内容説明
道徳授業に限らないかもしれませんが、子どもたちに何かできないことがあると、自ら言い聞かせるように、「低学年だから…」というような言い方をすることがないでしょうか。でも、「低学年だからできない」「まだ無理」と考えるか、「低学年だって」「低学年だからこそ」と考えるかで、結果は大きく変わってくるような気がします。本書は、そのような「初めての2年間」つまり低学年時代を中心にまとめました。本書を通して、この貴重な2年間をどのように過ごすことが、子どもたちにとって宝物の時間とすることができるのか、読者の皆様が目の前の子どもたちを思い浮かべながら想像し、ご自身なりの教師像を創造していただけることを願っております。
目次
序章 1・2年生とともに道徳授業をつくる
1章 10のポイントを意識した1・2年生の道徳授業
2章 1・2年生を道徳好きにする3つのこと
3章 1・2年生の授業と子どもの反応
4章 押さえておきたい授業の技
5章 考え抜く発問のポイント
6章 道徳教育と学級づくり
終章 未来へつなげる
著者等紹介
加藤宣行[カトウノブユキ]
筑波大学附属小学校教諭、筑波大学・淑徳大学講師。スタントマン、スポーツインストラクター、公立小学校教諭を経て現職。日本道徳基礎教育学会会長。KTO道徳授業研究会代表。光文書院道徳教科書「ゆたかな心」監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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