内容説明
本書は、平成10年以来の「学びをつくる子どもの育成」というテーマの研究活動の集大成にあたる。学びをつくる視点を二つに絞り、第一には個々の子どもたちが学びにおいて自分自身の疑問を解こうとし、その解決を目指す過程に着目。第二には、その個々が集団の中でどのような関係をもちながら、学びを通して自分を位置付けることができるのかという過程を扱った。この2つの視点をふまえて、学びをつくる際の教師の支援の在り方とその実践活動、子どもの生き方につながった総合的学習、さらにそれを支える情報通信ネットワークの活用を提案する。
目次
1章 学びをつくる(学校教育に求められているもの;「学びをつくる」とは)
2章 学びをつくる子どもを育成するための支援(学びをつくる前提として;支援の全体像 ほか)
3章 生き方に結ぶ総合的学習(基本的な考え;社会に働きかけ、豊かな人間性を培う未来学習 ほか)
4章 学びを支える情報通信ネットワークの活用(情報通信ネットワークを活用するねらい;情報通信ネットワークの有効な活用に向けて ほか)