内容説明
80年余りにわたって奈良女子大学文学部附属小学校において実践されてきた教育は、児童中心主義の自律的学習法に基づく総合的な学習に他ならない。いわば子どもの経験や表現を大切にする、トータルな彼らの生活に立脚して構想される総合的な学習である。
目次
第1章 「奈良の学習法」の立場とその主張(今、この子が生きる学校;「奈良の学習法」の本源とその展開;戦後における「奈良の学習法」の再建 ほか)
第2章 総合的な「しごと」学習の展開(子どもの発想を太らせる学習展開;子どもとつくる学習;子どもの見る目、気づく力を育てる学習 ほか)
第3章 「生きる力」を育てる学習の総合的展開(豊かに表現する子ども;多様に追究する子ども;情報を活用する子ども)