内容説明
本シリーズの趣旨は、何と言っても現在の日本の学校とその中心にある授業を変え、子どもの学習の質、経験や活動の質を変えることにある。その「質」とは、「自分の成長のためのもの」という自覚である。もちろん、多くの授業研究が右に述べたような目的をもっているのであるが、本シリーズはとくにその点へのこだわりが強い。それは、いくつかの点で、単なる指導法・指導形態や授業過程の問題だけでなく、かなり根本的な教育観や授業観の転換を伴うものだからである。
目次
1 21世紀に生きる生徒の育成をねがって
2 共に学び合い・高め合う学習活動と自己評価活動
3 「学習の道しるべ」と自己評価活動
4 共に学び合い・高め合う学習活動と学習集団づくり
5 実践研究のまとめと今後の方向性