内容説明
伏見桃山城のある高丘に建つ校庭には、陽光があふれ、比較的広域から登校してくる子どもたちは、明るく自由闊達である。本能的に自ら伸びようとする力を秘めている子どもを、大切に育みたいと、創造性教育に取り組んで二十四年の経過をみている。本書は、創造性教育第十二次の研究「学習を味わう子ども」の二年間の研究発表である。
目次
1 人間味のある子を育てる(味わう学習の今日的意味;味わう場を保障する学習の要件)
2 味わう学習を目指す学習展開(国語―「味わう」場を保障する読みの学習;社会―自分の思いにこだわり、働く人に心を通わせる子どもを願って;算数―自らの力で立ち向かう算数科学習;理科―自然とのふれあいを味わう子を求めて;音楽―「音楽する心」が育つ音楽学習 ほか)