内容説明
本書の目的の一つは、多くの方が抱いている道徳教育についてのマイナスイメージ(道徳ってなんだかうさんくさい、そもそも道徳は必要かなど)を払拭することです。通常は難しく語られることの多い道徳教育を、やさしく、そしてちょっとだけ深く、なによりおもしろくまとめました。教科化に伴い、どのように学習指導要領が変わったのか、歴史的な変遷から紐解くとともに、これからの道徳教育がどうあるべきなのか、どのような教え方があるのかといった具体的な手だてについても紹介しました。考え、議論する道徳を実現する、道徳科の入門書です。
目次
第1章 道徳ってなに?(道徳教育って難しい?;どうして道徳教育をするの?―道徳の起源 ほか)
第2章 学習指導要領で道徳はどう扱われているか(道徳教育の目標;道徳性ってなに? ほか)
第3章 これからの道徳教育(21世紀型能力と道徳教育;アクティブ・ラーニングと道徳教育 ほか)
第4章 やってみよう!道徳の授業づくり(ねらいの設定;発問の工夫 ほか)
第5章 さまざまな道徳教育(コールバーグ理論と道徳性の発達段階;モラルジレンマ授業 ほか)
著者等紹介
荒木寿友[アラキカズトモ]
1972年宮崎県生まれ、兵庫県育ち。2002年京都大学大学院教育学研究科博士課程修了(博士)。現在、立命館大学文学部准教授(2017年度より立命館大学大学院教職研究科准教授)。NPO法人EN Lab.代表理事。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、アドバイザー。NPO法人cobon理事。専門は道徳教育、教育方法学、カリキュラム開発、ワークショップなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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