内容説明
国際バカロレアが目指す教育とは?学習方法、指導方法、そのメリット。「国語」と「言語と文学」はここが違う!概念理解を育む指導計画の方法が分かる。生徒主体の探究型学習活動アラカルト。パフォーマンス課題の具体的方略。豊かな学びにつながるMYPの評価とは?形成的評価と総括的評価の実際。概念と探究をキーワードに授業デザインはこんなに変わる。探究のテーマに注目!
目次
第1章 基礎理論編(国際バカロレアとは何か;IBの学習者像 ほか)
第2章 授業設計編(MYP「言語と文学」の授業づくり;MYP「言語と文学」のねらい ほか)
第3章 学習活動編(対話;批評 ほか)
第4章 評価方法編(何のための評価か;評価の方法 ほか)
第5章 授業実践編(状況に生きる人間像の探究―『故郷』トレーラー制作を通して;詩の可能性―原爆詩朗読会 ほか)
著者等紹介
中村純子[ナカムラスミコ]
東京学芸大学教育学部准教授。博士(教育学)。全国大学国語教育学会、日本国語教育学会、日本国際バカロレア学会、所属
関康平[セキコウヘイ]
開智日本橋学園中学・高等学校国語科教諭。勤務校ではMYP「言語と文学」教科リーダーを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たかきち
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概念ベースの授業設計は意識していきたいな。しかし、やっぱり難しい…。ただ、まだまだ勉強することがたくさんあるのは幸せなことでもありますよね。頑張ろう。2023/04/04
こいワい
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バカロレアの授業に関してはわかるが、実際に40人のクラスに応用できるかという点に関しては疑問が。特に、インター校の実践例は少人数でやっているのかなという印象。どうなのだろう。 ただ、バカロレアの考え方自体は、しっかりと理解すべきものではある。2019/10/05
虎哲
0
探究と国語科との関連からIBに興味があり、尊敬する先生が編著ということで購入して読んだ。概念ベースによって授業づくりの発想が広がると全国大学国語教育学会大会公開講座にてIB校の先生方が話していた為その点はどうなのかという興味もあった。MYPについての説明も教材を通して分かりやすく書かれており、普通の中学・高校における国語科授業づくりに十分応用出来る。授業設計編もさることながら学習活動編が面白かった。扱われている学習活動自体は国語科でも少ないながら実践の蓄積があるものだが、洗練されていてよくまとまっている。2019/06/11