目次
第1章 「逆向き設計」とは何か(なぜ、今、「逆向き設計」なのか;パフォーマンス課題を作る ほか)
第2章 加西市立下里小学校における単元づくり(論説文を書く―6年国語「平和のとりでを築く」;流通の仕組みを捉える―3年社会科「ぼくたちの加西市案内所(加西ショップ編)」 ほか)
第3章 京都市立衣笠中学校における単元づくり(作品の主題を読み取る―1年国語「大人になれなかった弟たちに…」;民主主義について考える―2年社会科「大正デモクラシー」 ほか)
第4章 実践を踏まえて―「逆向き設計」の長期的展望(単元設計のポイント;「マクロの設計」―より長期の見通し ほか)
著者等紹介
西岡加名恵[ニシオカカナエ]
1970年、広島県生まれ。95年、京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。98年、イギリス・バーミンガム大学にて、Ph.D.(Ed.)を取得。鳴門教育大学講師を経て、京都大学大学院教育学研究科准教授。専門は教育方法学(カリキュラム論、教育評価論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenji yabuta
2
単元計画作成の勉強のために購入。よくやってしまうのがとにかく毎時間をどうするかに追われて最終的にペーパーテストの結果で評価してしまうということだ。逆向き設計では目標→評価方法→授業の進め方という順に計画を立てていく。経験を積んだ方にとっては至極当たり前のことかもしれないが、パフォーマンス課題の作り方やルーブリックなどについても触れられており、今後の単元作りに活かせそうである。2022/08/17
U-Tchallenge
1
「逆向き設計」で授業を構想することのよさについて理解できる内容であった。確かに、授業を構想する時に、何をどのように教えよう、と前から考えがちである。そうではなく、こんな力をつけるためにはこんなことができていないといけない、と後ろから考える。そう発想することで、授業にブレがなくなるのだろうな、と思った。そして、このような考え方がパフォーマンス評価につながる。「逆向き設計」という考え方を理解するにはうってつけの一冊であった。2021/03/06
にくきゅー
1
うとうとしながら理論編と国語の実践を読んだ。目標→評価の指標設定→授業構想って感じかねぇ。なんにせよ、評価についての勉強が足りないなぁと思いました。力をつけるためには、つけた力を看取る方法大事ってのは当たり前の話ですよなぁ。2018/01/22
Miki Shimizu
0
こないだうけた研修で紹介された本。こんなふうになってほしい!これができるようになってほしい!というところから、「本質的な問」とやらをひねり出し、「永続的理解(原理と一般化)」を明文化する。永続的理解っていうのは、いろんな知識や技能を使いこなすっていう感じ? ほんで、それが見れそうなパフォーマンス課題を設定し、ルーブリックで評価する…。いくつもの具体例が載ってるから、わかるねんけと…。実際に自分の授業に落とし込むのはなかなか難しそう。2022/08/17
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