内容説明
教材と内容項目の関係の捉え方、優れた課題(発問)のつくり方、深い学びを実現する授業展開と評価。小・中学校の道徳の教材研究にすぐ役立つ!
目次
第1章 考え、議論する道徳の教材研究4つの視点(考え、議論する授業にするための教材研究のポイント;視点1 教材と道徳的価値(内容項目)の関係を捉える
視点2 児童・生徒と教材の関係(建前と本音)を明らかにする
視点3 優れた課題(発問)と授業展開を考える
視点4 評価を前提として授業を組み立てる)
第2章 4つの視点でできる!小・中学校定番教材の教材研究実践プラン(主として自分自身に関すること;主として人との関わりに関すること;主として集団や社会との関わりに関すること;主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること)
著者等紹介
石丸憲一[イシマルケンイチ]
兵庫教育大学大学院修了。静岡県公立小学校教諭として勤務の後、創価大学教育学部准教授等を経て創価大学大学院教職研究科教授。専門分野は国語科教育学、道徳教育学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U-Tchallenge
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道徳の授業をするとなると、その教材の内容項目を確認する。道徳の授業では、どのような発言でもいいように感じることがあった。しかし、それでは内容項目の理解やよさを実感することはできない。とは言いつつも、教材で示されている内容項目以外の内容項目も絡んでいるように感じていた。それを相関図という形で整理し、提案されている。その相関図というのが個人的にはとてもしっくりきた。相関図にまとめることでさまざまな側面から道徳授業を考えることができそうだ。道徳授業について悩んでいる者にとっては必読の一冊に間違いないだろう。2022/08/04