出版社内容情報
「お手紙」「白いぼうし」「ごんぎつね」ほか、小学校国語における定番教材を、〈主体〉〈主体がとらえた客体〉〈客体そのもの〉の三項で捉え正しく読むとともに、作品研究にとどまらず、実際の授業構想にまで落とし込んでその授業化を提案するものである。
目次
お手紙
スイミー
かさこじぞう
白いぼうし
ごんぎつね
注文の多い料理店
ヒロシマのうた
総論 第三項理論が拓く文学研究/文学教育
著者等紹介
田中実[タナカミノル]
都留文科大学名誉教授。1946年福岡県柳川市生まれ。1976年、立教大学大学院博士課程満期退学、同年私立武蔵高等学校教諭、1978年より都留文科大学国文学科に奉職
須貝千里[スガイセンリ]
山梨大学名誉教授。1950年東京都板橋区生まれ。17年間の中・高校勤務ののち、奈良教育大学、山梨大学に勤務する。文学研究と国語教育研究の相互乗り入れの立場から、国語教育史、文学教育論の研究に取り組む
難波博孝[ナンバヒロタカ]
広島大学大学院人間社会科学研究科教授、博士(教育学)。1958年兵庫県姫路市生まれ。1981年、京都大学大学院言語学専攻修士課程修了。私立報徳学園中学校・高等学校を経て、神戸大学大学院教育学研究科修士課程国語教育専攻修了。愛知県立大学を経て、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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