21世紀型授業づくり
カリキュラムづくりと学力・評価

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  • サイズ A5判/ページ数 153p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784182118142
  • NDC分類 375
  • Cコード C3337

内容説明

二〇〇二年の四月から、新しい学習指導要領に基づくカリキュラムが全面的に始まることになった。しかし、この段になって、新しいカリキュラムの行く先に思わぬ暗雲が立ちこめてきた。それは、「学力低下」批判である。こうしたなかで、教育現場にはとまどいを越えての混乱すらが見られ始めている。これまでからの引き続きの課題であった「総合学習とは」「総合学習をどうする」ということに加えて、「総合学習か、それとも教科の基礎的基本的学力か」との問いかけがなされ、そこからは、「そもそも学力とは何か」「学力をどうとらえ評価するのか」との問い直しが求められてきているのである。しかもこれらの問いかけは、まさしく「問われるべき問いかけ」であり、今日の教育のあり方の心臓部に突きささっていくような問いかけとなっていよう。本書は、こうした「問われるべき問いかけ」に対し、日頃あれこれと考え、書いてきたことのいくつかを集めたものである。

目次

1 カリキュラムをどう創り出すのか(人権総合学習のカリキュラムづくり;カリキュラム改革と「地域」との接点をさぐる)
2 学力と評価をどう考えるのか(変わる教育評価と指導要録;「絶対評価」提案を問い直す;情報公開と指導要録のあり方;学力における基礎・基本とは;学力低下批判をどう受け止めるか)

著者等紹介

長尾彰夫[ナガオアキオ]
1946年大阪生まれ。現在、大阪教育大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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