内容説明
著者は、従来の中学校の教師とは違った発想で生徒と接している。つまり、生徒を教室という“狭い空間”に閉じこめておくのではなく、積極的に“広い社会”へと向かわせようとする発想である。中学校生活三年間は、エネルギーが最も湧き出る時期である。そのエネルギーを、学級集団を核とした“学級文化活動”として教室の外に向けて発揮させるのである。教室の外には、生徒のエネルギーを受け止める“広い世界”が存在している。こうした“広い社会”との接触は、生徒に心豊かな成長を約束してくれるはずである。
目次
1 授業が学級集団の願いを育む(中学生にこそ、感動する授業を;学級集団の願いは生徒の声から生まれる ほか)
2 学級集団の夢をかなえるのが教師の仕事(夢への一歩は立候補から始まる;教師が頭を下げればいい ほか)
3 夢の実現は学級集団の誇り(夢は個展を開くこと;やりたい者がやりたいことをする実行委員会 ほか)
4 外に開かれた学級文化活動への筋道(外に開かれた学級文化活動とは、本物志向の学習である;外に開かれた学級文化活動を目指す六原則)
著者等紹介
染谷幸二[ソメヤコウジ]
1966年1月2日北海道室蘭市生まれ。北海道教育大学釧路校卒業。北海道別海町立別海中学校から現在別海町立別海中央中学校勤務。法則化知的学級集団づくり研究会会員共著に『第12期教育技術の法則化127』。『「法則化学校づくり」シリーズ4巻』(いずれも明治図書)
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