内容説明
発達障害の子ども、自傷行為をする子ども、ネグレクト状態の子ども、貧困家庭の子ども、性同一性障害の子ども、児童養護施設に在園する子ども…クラスにこのような子どもたちがいたら、どうしますか?学校にはスクールソーシャルワーカーがいないし…でも自分は専門家じゃないから…と放っておくわけにはいきません。本書では、多様な子どもたちに直面して悩む現場の声に応えるべく、学級担任や特別支援教育コーディネーターが、まずどう対応すればよいか、具体的なアドバイスをまとめました。
目次
第1章 「インクルーシブ教育」知っておきたい基礎基本Q&A(インクルーシブ教育システムって何?;特別な教育的ニーズって何?;合理的配慮って何?;「障害」をどのように理解したらいいの?;子ども理解のために必要な考え方は?)
第2章 支援の具体が丸わかり!「特別な教育的ニーズ」をもつ子どもの対応事例(障害―こんな子どもにどう対応する?;心に関係する病気―こんな子どもにどう対応する?;不登校―こんな子どもにどう対応する?;貧困―こんな子どもにどう対応する?;児童虐待―こんな子どもにどう対応する?;社会的養護―こんな子どもにどう対応する?;家族問題―こんな子どもにどう対応する?)
第3章 支援力アップのための「連携・協働」のポイント(保育所・幼稚園との連携・協働;学齢期の「横」の連携・協働;校内支援体制の構築とSC・SSWとの連携・協働;高校との連携・協働;保護者との連携・協働)
著者等紹介
戸田竜也[トダタツヤ]
北海道教育大学教育学部釧路校講師。1976年北海道生まれ。日本福祉大学卒業。埼玉大学大学院教育学研究科修了。埼玉純真女子短期大学、札幌大谷短期大学を経て、2007年より現職。専攻は特別支援教育、教育福祉。北海道公立学校スクールカウンセラー、釧路市教育委員会特別支援教育専門家チーム巡回相談員として、小・中・高校を訪問してカンファレンスを実施している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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