内容説明
PISA2000年調査以降、強く認識されるようになった読解力。そのPISA型の読解力を身に付けるためには、従来の教材文だけを詳細に読解する授業から、アクティブ・ラーニング時代に対応した読解力や読書活動力を育成する授業へ、転換する必要があります。本書では、文章と本をつないだアクティブ・ラーニング時代の国語授業プランを4つの章にわけて、紹介しています。
目次
序章 アクティブ・ラーニング時代の読解力育成と読書活動(新しい時代に即応した読解力の育成とは;効果的に読む力を付ける読書活動の展開のポイント ほか)
第1章 読解して、記述力を高める!説明文の読書&言語活動プラン(第1学年 説明文と写真絵本を結び付けて読もう―どうぶつの赤ちゃん(光村図書)
第2学年 事柄の順序で説明された文章を科学絵本から探そう―ビーバーの大工事(東京書籍) ほか)
第2章 楽しみながら読解力が身に付く!物語文の読書&言語活動プラン(第1学年 登場人物の行動を中心に絵巻絵本を作り、6年生にプレゼントしよう―はるのゆきだるま(東京書籍)
第1学年 題名から本を探し、読書紹介ポスターを作ろう―おとうとねずみチロ(東京書籍) ほか)
第3章 子どもを読書好きにする!学校図書館の作り方ガイド(学校図書館改造の手順;学校図書館改造の具体例)
著者等紹介
井上一郎[イノウエイチロウ]
奈良教育大学助教授、神戸大学教授、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官・学力調査官を経て、京都女子大学発達教育学部・大学院発達教育学研究科表現文化専攻教授。国語教育学者。「全国国語教育カンファランス」「全国読書活動研究会」「国語教育公開講座」等を主宰。「小学校全国国語教育連絡会」会長
古川元視[フルカワモトミ]
佐賀県唐津市立〓(うつぼ)木小学校長。佐賀県公立小学校教諭、佐賀県教育庁学校教育課指導主事、文部科学省地方教育行政実務研修などを経て、平成23年度から現職。国立教育政策研究所「全国的・総合的学力調査」企画委員、及び「全国学力・学習状況調査問題」作成・分析委員などを歴任。平成22年には、博報賞(国語・日本語教育部門)受賞。現在は“子どもを主体とした学校創り・楽しくて力が付く授業づくり”を中核にして、実践を重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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