内容説明
「かくれたカリキュラム」=「教師が意図も意識もせずに教え続けている教育内容」管理職や主任の判断や行動は各学級の経営や授業、保護者や地域に大きな影響を与えています。それをきちんと認識し、次々に押し寄せる問題に適切に対応できず、後手に回ってしまうことが多いように思います。後手に回らないためには、「説明し得ることを予め最大にする努力」が、必要です。計画・目標化の段階で、「かくれたカリキュラム」を意識し、日常の判断や行動に「かくれたカリキュラム」が働かないよう、「説明のつく」実践を目指すべきです。本書では、学校の日常の中から問題をはらんでいる場面を切り取って提示します。
目次
第1章 環境や指導に関わる「かくれたカリキュラム」
第2章 「チーム学校」を阻む「かくれたカリキュラム」
第3章 保護者・地域の信頼を損なう「かくれたカリキュラム」
第4章 教育行政や教員養成大学の「かくれたカリキュラム」
第5章 学校運営の「かくれたカリキュラム」発見・改善のための七つの提案
第6章 学び方は指導されているか?
著者等紹介
横藤雅人[ヨコフジマサト]
1955年北海道生まれ。1978年北海道教育大学教育学部卒業。札幌市立小学校教諭、教頭、校長として勤務し、2016年まで北広島市立大曲小学校長。2016年から北海道教育大学学校臨床教授
武藤久慶[ムトウヒサヨシ]
1975年東京都生まれ。2006年Harvard Graduate School of Education(M.Ed.)。2006年Boston College TIMSS&PIRLS国際研究センター客員研究員。2012年北海道教育大学客員教授、2013年より同招聘教授、国立教育政策研究所フェロー。2000年に文部科学省入省後、教育課程課、大臣官房総務課等を経て、2010年北海道教育委員会に出向。教育政策課長、義務教育課長を経て2013年から2014年3月まで同学校教育局次長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenji yabuta
小林だいすけ
かんとっくま