内容説明
熱意だけでクラスはまわせない!本書は「日本一のお笑い教師」が実は腹に持っていた策略をあらわにしたものだ。そのクラスでは4月、いかにも楽しげにミニゲームが数多く行われる。なぜか?―子どもたちにゲームを通してルールと教師の指示に従うことを教えるためだ!絶対に学級崩壊させないために。「策略」は必須の色だ。
目次
第1章 リーダーとして認めさせる集団統率術(策略という武器をもて;現場に出たら、プロ教師面をせよ;「怖さ」がわかるかどうか…が分かれ道 ほか)
第2章 「やんちゃ君」に反抗させない個別対応術(「やんちゃ君」を嫌ったら、アウト;勝てる勝負にだけ、のれ;全員は無理だとあきらめよ ほか)
第3章 クラスをきっちりまわす仕事術(4月はミニゲームを集中投下。実はルールを教え込む;朝イチから、笑顔で子どもを篭絡せよ;漢字ノートは朝イチ提出!で後が楽々段取れる ほか)
著者等紹介
中村健一[ナカムラケンイチ]
1970年、父・奉文、母・なつ枝の長男として生まれる。キャッチコピーは「日本一のお笑い教師」。「笑い」と「フォロー」をいかした教育実践を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
42
教育書。読み友さんに触発され、積ん読の山から引っ張り出しました。策略は必要ですな。なるほどと思う部分が多々ありました。来年度は4月をもっと大事にしよう!クラスルールも徹底しよう!今の子達は、とにかく誉めよう。策略を意識していきたいと思います。2016/01/31
モルツ
15
怪しいタイトルだけど至って真面目な内容。学級崩壊を起こさないために策略をもって指導する。そのためには小手先のゲームや叱る時だから叱ることも手段である。学級経営が担任の第一の仕事であるからこそ、やんちゃ君を凌ぐ技術の大切さを教えてくれる一冊。タイトルはあれだけど、一度目を通してもらいたいです。2015/06/29
江口 浩平@教育委員会
13
【学級経営】中村健一先生の教師としての覚悟がひしひしと伝わってくる、渾身の一冊。「目指すべきは最大多数の最大幸福である」という思想がベースにあるからこそ、「教育は強制だと分かっているから、謙虚に、慎重に強制する」「我々教師にとって、目の前の子どもの事実が全て」など、徹底したストイックさすら感じるような言葉が重みを持つ。中村先生と言えばバラエティ豊かな楽しいミニゲームの数々で子どもたちを惹きつけるイメージだが、そこにもゲームを通して、教師の指示を聞くこと、ルールを守ることを教える策略があると学ぶ2016/02/06
み
9
「やんちゃ・予備軍」を叱れ!というのが、私も同感。やんちゃに嫌われたらそのクラスは凌ぐしかなくなる。本当にきつくなる。やんちゃとは仲良くなって、個と物語を作るしかない。「みんなに内緒だよ」は私も似たようなことをやったことがあるので、効果は知っている。覿面です(笑)真面目で心が潰れやすそうな初任がいたら、読ませてあげたい本です。2021/05/04
かずお
3
自身のあるフリをする/上機嫌のフリをする/全員は無理だと諦める→誤魔化す&活躍させる/シメ時だから叱る/細かく褒める/2019/07/08