内容説明
授業ノートは、新たな問題に出会った際のひらめきや気づき、友だちとの考えの交流を通して気付いたことなどを記録するためのノートです。学庭学習ノートは、今日の授業を家に帰って再生し、考えを整理して学習内容を定着させるためのノートです。算数交換日記は、グループで共有するノートで、家庭学習ノートで自分の中に落とし込んだ考えや思考の過程を、輪番で友だちに説明していくためのものです。授業で友だちと思考を共有する。家に帰ってからそれを再生、定着させる。さらに、授業や家庭学習での学びを学級の仲間につなぐ。この3ステップの取り組みを通して、学級の子どもたち全員の思考力、表現力がぐんぐん伸びていきます。
目次
序章 授業ノート、家庭学習ノート、算数交換日記―3つのステップで思考力を伸ばそう!
1章 授業ノート
2章 家庭学習ノート
3章 算数交換日記
4章 3つのノートと学級づくり
5章 授業改善ノート―3つのノートを支える第四のノート
6章 授業ノートと子どもの成長―ノートの充実が学習態度を変えた!
7章 家庭学習ノートと子どもの成長―家族に支えられて
8章 算数交換日記と子どもの成長―仲間に支えられて
終章 みんなのピカイチノート
著者等紹介
礒田正美[イソダマサミ]
筑波大学人間系教授、博士(教育学)。意味(概念的知識)と手続き(的知識)による授業理論を創始。APEC全21ヶ国授業研究プロジェクト代表者
友利久美子[トモリクミコ]
琉球大学大学院教育学研究科学校教育専修在学。沖縄県公立小学校教諭。沖縄県第一回優秀教員賞受賞(2013)
高木眞治[タカキシンジ]
沖縄県教育庁義務教育課学力向上推進室指導主事。沖縄県立総合教育センター指導主事を経て現職。沖縄県の学力向上に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。