内容説明
授業のユニバーサルデザインって?インクルーシブ教育とは?個別の指導計画から、自閉スペクトラム症まで。日常場面で耳にするけど、今さら聞けない…そんな特別支援にかかわる内容を、Q&A形式で丁寧に解説!
目次
インクルーシブ教育システムとは何ですか?特別支援教育とは違うのですか?
医師の診断がないと特別支援教育は行えないのですか?
特別な支援が必要な子どもと、躾が不十分な子どもの区別はできますか?
自閉スペクトラム症といわれる子どもたちをどのように理解すればよいですか?
自閉スペクトラム症といわれる子どもを叱ってはいけないのですか?
発達障害って遺伝するのですか?治せますか?
ディスレクシアって何ですか?
個別の指導計画や個別の教育支援計画はどのように作成したり活用したりするのですか?
子どもたちにはどこまで支援を続けるのですか?
ケース会議などに時間を取らず、子どもへの支援方法だけを聞いて実践をすればよいのではありませんか?〔ほか〕
著者等紹介
青山新吾[アオヤマシンゴ]
1966年、兵庫県生まれ。1989年より、小学校勤務を経て岡山県教育庁勤務。現在、ノートルダム清心女子大学講師。学校心理士・臨床発達心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mataasita
6
いろいろな視点から質問があり、基本的なことが書かれているし、全く知らない人に説明する文章の中にも再確認する学びがあったりする。あとがきの前にある文章で、家族の思いや障害のある兄弟姉妹をもつ子たちの思いにも気持ちを馳せなければと自戒した。いくつかのQ&Aはピックアップして特別支援教育だよりで発信したい。1点だけ、Q22についての回答の教科指導の補充という部分、この記述は正しいのか?自分で検証しなければ。2025−0082025/01/14
じゃがたろう
2
80ページというボリュームだけど、必要不可欠なエッセンスが凝縮されている印象。個人的にはQ9、Q14が強く印象に残った。当たり前だけど、それがまた難しい。著者の最後の言葉「家族の物語」も、まさに特別支援教育の醍醐味であり、本質だなぁとぼんやり思っていたため、非常にタイムリーだった。まさに心に刺さった。2024/02/06
epitaph3
2
2015年48冊目。「インクルーシブ教育システムとは何ですか?」「自閉スペクトラム症といわれる子どもたちをどのように理解すればよいですか?」という定義的な質問にとどまらず、「自閉スペクトラム症の子どもを叱ってはいけないのか」「どこまで支援は必要か」「スケジュールボードの意味はあるのか」「支援学級にテストは行わなくていいのか」など、「おや?」と思う鋭いところをつく質問も載っている。主に小中学校の先生向けだが、本質を付いている本。2015/01/24
mori
1
基本を知りたくて手にした。用語の意味だけでなく、留意点、テストについて、自立活動の内容など一歩踏み込んだものもあり。2017/04/01