内容説明
生徒が言うことを聞かない、練習中に遊んでしまう、授業中に自分の部の子ばかり注意される。多くの先生方はそのような指導に日々追われ、技術指導に行き着くまでのところで悩んでいる。そういった教師や、将来、部活指導を夢見ている学生のための部活動指導のスタートブック。中でも部活動の組織づくりに力点を置いている。
目次
1章 中学校の部活指導の実態(部活指導に行き着くまでの道のり;部活指導の実態)
2章 部活顧問の仕事(予算編成;練習場所の確保・調整 ほか)
3章 部活動の組織をつくる(自分自身の「部活動経営哲学」をもつ;「空き店舗活用」で始める部活動の組織づくり ほか)
4章 Case study―部活動のトラブルシューティング(ほとんど引き継ぎがないまま顧問になった;競技経験がなく、どんなスタンスで指導すればよいかわからない ほか)
著者等紹介
杉本直樹[スギモトナオキ]
1980年大阪市に生まれる。現在、大阪市立上町中学校で国語科教諭として勤務。前任校から野球部を指導し、現在で12年目(私立高校で講師経験1年)。小学校から地域の少年団でソフトボールを始め、中高と学校の野球部に所属。大学生のころは自分が所属した小学校のチームでコーチと監督を経験。「教職員組織のチームワーク」「部活動組織論」「生徒指導」などが研究分野(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よつば
4
これは部活指導が好きな先生が書いた王道の本。2017/05/05
にくきゅー
0
生徒に目標を作らせる、ルールを作る、役割を決めることが大切だと思った。目標と仕組みがあることで、指導ができる。組織づくりをすることの大切さとポイントを知ることができた。とりあえず、明日からできることとしては、部活動ができる時間に合わせた稽古メニューを作成することだな。2017/02/22
Lefty HS
0
新しい学校でサッカー部の技術指導をすることになったので、すぐにアマゾンで取り寄せました。新鮮だったのは、組織づくりの大切さがしっかりと書かれていた点です。①前の顧問からの引継ぎの仕方②控え選手や主力選手の扱い方③部員同士の関係性の構築等、組織経営のポイントを押さえてから、技術指導の大切さを説いていました。今度の部活動は自分が中心になって進めていくので、組織経営をしっかりとして、その上で技術指導を楽しみたいと思います。2016/04/05
H.U
0
思わずAmazonでポチって、届くやいなや一気読み。 是非ともこれから教員になる人、部活や少年団の指導にあたる人に読んでもらいたい。心の中では十分すぎるくらいわかってることなんだけど、なかなか自分で言葉にできなかったこと。 部活(少年団、同好会)との関わり方を考えるきっかけになる一冊でした。2015/02/22
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