内容説明
教え込む受容学習や丸暗記学習はまずい。探究的に発見させていたら時間がかかる。教える+問題解決学習で理解を深めよう!
目次
序章 「教えて考えさせる授業」と中学校国語科授業づくりの趣旨(「教えて考えさせる授業」の背景;「教えて考えさせる授業」とは ほか)
第1章 1年生の「教えて考えさせる授業」づくり(「ダイコンは大きな根?」中心文を見つけて段落の要点をまとめよう;「今に生きる言葉/故事成語『矛盾』」「訓読文」から古典特有のリズムをつかもう ほか)
第2章 2年生の「教えて考えさせる授業」づくり(「気持ちを込めて書こう 手紙を書く」形式に沿って礼状を書こう;「字のない葉書」邦子から父へ宛てた手紙を書こう ほか)
第3章 3年生の「教えて考えさせる授業」づくり(「場に応じた言葉遣い」(自作教材)正しい言葉遣いで的確に話そう
「推敲して、文章を磨こう」下書きを推敲してよりよい文章にしよう ほか)
著者等紹介
市川伸一[イチカワシンイチ]
東京大学大学院教育学研究科教育心理学コース教授。1953年生まれ。東京大学文学部卒業。文学博士。内閣府「人間力戦略研究会」主査、日本教育心理学会理事長等を歴任。中央教育審議会教育課程部会委員
刀禰美智枝[トネミチエ]
山口県美祢市立大嶺中学校教諭。1958年生まれ。平成27年度文部科学大臣優秀教職員表彰受賞(学習指導)。平成27年度・28年度山口県教育力向上指導員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にくきゅー
2
実践がなんかこう面白くないなぁと思ってしまったぜ。どきどきしない。以下、雑感。堀先生の授業と親和性高いなぁと思った。教師の説明で、価値のインストラクションと言語技術の説明、自己評価で書くことの言語技術の指導を含めた作文を書かせる。理解の確認、深化のところはまだ言語化できない。今後の課題。古典の実践で無常観がやたら強調されていたが、それありきで古典読むのも何か違和感ある。無常観を教えたいなら、無常観を教える単元を組めばいいのに、、、と思ってしまった。2019/03/10
どこかの国語教師
1
2019年16冊目。「教えて考えさせる」という題名にひかれた。「教え込む受容学習や丸暗記学習はまずい」「探究的に発見させていたら時間がかかる」→「教える+問題解決学習」で理解を深めよう! と表紙にある。まさにそのとおり。2019/05/11