内容説明
カウンセリングの目で同和教育実践を読み直し、それを「心を支え育てる」「生き方を育てる」という観点で整理。第1章の「寄り添う・包む・支える」は、心を育てようとするときの、教師の基本姿勢や基本的な視点について述べた。特に、「教師と子どもとの人間関係のあり方」を中心に、多面的に考えた。第2章の「心を育てる」は、生きる力の根幹として大事にされなければならないのは「主体性」と「自尊感情」であると考えて、そこに絞って考えた。第3章の「つなぐ」は、同和教育の「集団主義」を中心に考えてみました。この部分はカウンセリングの立場からは、教育実践から学ぶことの多い部分です。豊かな実践から学びながら、カウンセリング的な観点で整理を試みた。
目次
第1章 「寄り添う・包む・支える」(心を支え育てる教師と子どもの関係)(「先生、応援してね」(「寄り添う」って何だろう)
教師が心を寄せることから始まる
「寄り添う」姿、三態 ほか)
第2章 「心を育てる」(どんな心をどのように育てるのか)(心は体験で育つ;子どものニードを尊重する;主体性を育てる ほか)
第3章 「つなぐ」(子ども集団の意味、つなぎ方)(今を支え、未来を作り出す仲間関係;子どもたちをつなぐもの)
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