内容説明
整数の性質の説明から、魔方陣、道幅の面積の問題まで、「数と式」領域全単元の重要教材を数学史的な視点で深読み。教科書から一歩踏み込んだ、奥行きのある教材研究が実現する!
目次
序章 数学史の視点からの教材研究
数学史の視点から分析する中学校「数と式」領域の重要教材(負の数―なかなか認められなかった数(1年/正の数・負の数)
魔方陣―3進法、4進法の活用(1年/正の数・負の数)
文字を用いて数量の関係を表すこと―文字の使用に至るまでの3つの段階(1年/文字と式)
文字式のきまり―計算記号の由来と変遷(1年/文字と式)
方程式の解き方―中国経由の「方程」とアラビア経由の「移項」(1年/方程式)
方程式の文章題―算数的解法と代数的解法(1年/方程式)
比と比例式―異なる世界を結び付ける比例(1年/方程式)
多項式の加減―文字計算と量の線分化(2年/式の計算)
文字に文字式を代入する計算―「薬師算」とその発展問題(2年/式の計算)
整数の性質の説明―整数論における文字の使用(2年/式の計算) ほか)
著者等紹介
上垣渉[ウエガキワタル]
三重大学名誉教授。岐阜聖徳学園大学教授。1948年兵庫県生まれ。1972年東京学芸大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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