内容説明
世界では、「自分の健康は自分でつくる」という方向に向かっている。医者任せ、薬頼みの時代は終わろうとしている。自分で食べるものを選択し、自分で食生活を考えることを通して自分の健康を考えていく時代なのである。「選食時代」の到来である。こういった時代の要請に応じた食の教育をしていかねばならない。箸の使い方などのマナーを見直し、日本の伝統的な食習慣を学び、先人が築いてきた日本の風土に合った食文化を継承していくことが大切である。食と環境とのつながりは極めて強い。環境の汚染は、即、食べる物に返ってくる。残菜の増加と飢餓のことも重要な課題である。完全な環境循環型社会を目指し、食生活をいろいろと考え、実行していく必要がある。環境の悪化が日々にひどくなっている現在、これは急務である。「成長」という視点に立った授業は今までにほとんどされてこなかった。実践は乏しい。しかし、こういった授業をしたいと思っている教師は多いと思う。そこで、こういった授業をするときに、参考になるものとして本書をまとめた。
目次
第1章 今、子どもたちの食生活の問題点は何か
第2章 自分の食生活に関心を持たせる…課題を見つける
第3章 自分の食生活を調べる
第4章 絶対に必要な食の学習をこのようにする
第5章 給食を生かして食の学習をする
第6章 食の最新情報…知っておきたいこと
著者等紹介
戸井和彦[トイカズヒコ]
1957年愛媛県生まれ。広島大学工学部・学校教育学部卒業後、愛媛県内公立小学校教諭を経て、現在、愛媛県新居浜市立神郷小学校教諭。TOSS愛媛、TOSS新居浜代表。TOSS食のネットワーク代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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