内容説明
21世紀が始まった今、それぞれの学校に、学校長を中心にした経営ビジョン、子どもたちに日々接している学級担任の経営ビジョンが問われている。そのビジョンを達成するために学校運営・学級運営を総合的に進めていくことが重要となっている。しかし、そのためには強いリーダーシップが欠かせない。本書は、その強いリーダーシップを発揮できるための資質とは、経営とは何かを具体的に論じたものである。そして、これからの学校教育はどこに向かっていくのかを明らかにするものである。
目次
第1部 リーダーを創る学校経営講座(ボランタリー社会の中の学校;新たな「学びの動機づけの装置」を;「自由度が拡大される」ことの意味;「生きる力」と感性;ボランティア学習と「公共性の感覚」 ほか)
第2部 鼎談・誌上教育フォーラム
リーダーの資質と育成法―第3部 リーダーを創る学級経営講座(「出会い」が学校教育の第一歩;カリキュラムデザイナーとしての教師;改めて「学級王国」からの脱却を;「総合的な学習の時間」のビジョンづくり;ティーム・ティーチングの日常化で学級変革 ほか)
著者等紹介
永井順国[ナガイヨリクニ]
1941年広島県生まれ。女子美術大学教授。元読売新聞論説委員。中央教育審議会初等中等教育分科会委員。文部科学省政策評価有識者会議委員
釼持勉[ケンモチツトム]
千葉大学教育学部卒。兵庫教育大学修士課程修了。福島県立西会津高校、都内小学校、都立教育研究所などを経て現在東京都教職員研修センター指導主事。この間、小学校学習指導要領調査協力委員(国語)等
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