内容説明
豊かな人間性の育成を目指す教育においては、自らの価値判断・意思決定によって行動できることが重要です。子どもたちは、環境や人との関わりの中で自らの存在を確かなものとして感じる学習活動を展開しなければなりません。そこで、「よりよい環境の創造」と「よりよい人間関係の創造」を目指した総合的学習の研究を進め、実践を積み重ねてきました。その成果として、年間指導計画の提案をここにまとめ、世に問うことにいたしました。
目次
第1章 自らの学び方と対象に関わる意識を高めていく総合的学習のカリキュラムの構想(総合的学習がめざすもの;カリキュラム構想の視点;総合的学習の活動構想)
第2章 生活科・総合的学習の実践(「自分のことを知ってもらいたいな」;「生き物いっぱい ふぞく平野小学校」;「感じる学校!よさ、楽しさ伝えよう」 ほか)
第3章 総合的学習の年間指導計画作成の方法(総合的学習の実践を通して明らかになってきたもの;総合的学習年間指導計画立案の観点;意識の連続・発展を重視した総合的学習の主題配列 ほか)