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内容説明
最近の特別支援教育への移行に伴う混乱は、特別支援教育と通常教育がともに連携協力する体制づくりを必要としています。本書では協力関係推進のための校内支援体制のモデルとして米国の問題解決モデルを取り上げました。本モデルは、担任の気づきから特別支援教育までの道筋を明確に提示しており、学級担任による配慮からチームによる支援、さらに特殊教育へと段階的な形成的評価を実施することにより、一人ひとりのニーズに応じた支援を提供できる校内支援体制を示しています。このモデルをわが国の通常教育で実践することができれば、特別な教育的ニーズのある多くの児童生徒が通常教育から特別支援教育までの連続性の中で支援されることになります。わが国でも実践可能なモデルとして取り組まれた、熊本市立慶徳小学校と日南市立飫肥小学校という二つの先進校の児童生徒への支援の実際を紹介しています。
目次
第1章 問題解決モデルによる校内支援体制(問題解決モデルの概要;問題解決モデルの背景;わが国に与える問題解決モデルの意味)
第2章 問題解決モデルを用いた実践(問題解決モデルのわが国における可能性;熊本市立慶徳小学校の実践;日南市立飫肥小学校の実践)
第3章 問題解決モデルによるグループワーク(なぜグループワークが必要なのか;問題解決の論理的思考過程を習得するためのグループワーク;問題解決モデルを実践するためのグループワーク)
著者等紹介
干川隆[ホシカワタカシ]
熊本大学教育学部助教授。1988年九州大学大学院教育研究科博士課程修了。2003年九州大学から博士(人間環境学)の学位を授与。1993年から国立特殊教育総合研究所研究員、主任研究官、ミネソタ大学客員研究員を経て、2000年より現職に至る
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