内容説明
わが国は、今後１０年間、共生社会の礎を築くためのインクルーシブ教育に向けた特別支援教育を推進するとし、大きな変革期を迎えつつあります。学校は今、いじめや不登校等の課題を抱え、多くの教師は多忙中、悩みながら日々の実践に取り組んでいます。そこで、子どもが目指す「生きる力・幸福・自己実現」のありようを明らかにし、目標を達成するためのアプローチとして筆者が１７年間の現場と１６年間の研究生活で体得した「ブレないための六原則」を簡潔にお伝えしたいと考えました。困ったとき、「六原則」に目を通せば、ブレを最小限に抑え、学校生活がエンジョイできると確信しています。
目次
第１章 メッセージの背景
第２章 目指すは、幸福・生きる力・自己実現
第３章 ブレないための「六原則」（内外の主な情報を的確に収集し把握する；教育の原理を理解する；特別支援教育の普遍性を理解する；教師の個人的専門性の向上を図る；教師の組織的専門性の向上を図る；教育実践を裏づける主な根拠法の確認）
第４章 今後の課題と展望
著者等紹介
大沼直樹［オオヌマナオキ］
前大阪教育大学教授・大阪教育大学附属特別支援学校校長。前琉球大学教育学部特別支援教育講座教授。金城大学社会福祉学部教授。日本大学教育学会副会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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