内容説明
自己表現が苦手で、些細なことでトラブルを起こしたり衝動的に暴れたりするA男。何らかの発達障害に該当していたと思われます。そんなA男が、クラスの子どもたちと一緒になって楽しく取り組んだ活動がボディパーカッションでした。楽器ができなくても、歌が上手に歌えなくても、楽譜が読めなくてもOK!本書で使用するのは、たった3つのリズムパターンです。リズムのもつ不思議な力は、きっと子どもたちの笑顔を引き出してくれるはず。さぁ、一緒にはじめましょう。
目次
1 相性バツグン!特別支援教育×ボディパーカッション(これがボディパーカッションだ!;特別支援教育には音楽の授業が欠かせない;ボディパーカッション教育が威力を発揮するための4つのステップ;特別支援学校の子どものことを知ろう!理解しよう!;なぜ今、特別支援教育でボディパーカッションなの? ほか)
2 特別支援の子どもの笑顔がはじける!おすすめボディパーカッション26(子どもたちが夢中になる!リズム遊び;みんなで一体感が生まれる!ボディパーカッション&ボイス・アンサンブル)
著者等紹介
山田俊之[ヤマダトシユキ]
福岡県久留米市立日吉小学校教頭。九州大学大学院人間環境学府教育システム専攻修士課程修了。1986年11月、小学校4年生の担任の時、学級活動の中で誰でも簡単にできる手拍子、ひざ打ち、おなかをたたく、声(ボイス)を出すなどのリズム身体表現活動を「仲間に入りにくい子どもも一緒にできる取り組み」として考案し、誰でも一緒に楽しめる教育教材「ボディパーカッション」と名づけた。その後、現職教諭として小学校、養護学校(知的障害)、聾学校(聴覚障害)、適応指導教室(不登校児施設)、学童保育所などの教育現場でボディパーカッション教育を取り入れた実践と研究を重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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