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混迷の時代!“社会科”はどこへ向かえばよいのか―激動の歴史から未来を模索する

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784180396276
  • NDC分類 375.3
  • Cコード C3037

内容説明

福澤諭吉の地理教科書、伊藤博文の修身が公民へと、社会科は戦前にもあった?!敗戦で花形教科となりながら、常に教科アイデンティティを問われている歩みをレポート。その中で、どういう教師がどういう授業ドラマを展開していったか。本格的に研究する人の必読文献。

目次

1章 近代への船出!その時、日本に社会科はあったのか?(日本で最初の地理教科書が描いた世界―想像し続け創造に至った福沢諭吉の『世界国尽』;戦前の公民科に見る初期社会科の原型―伊藤博文の修身教育観が内包していたもの ほか)
2章 ここにあり!戦後、社会科誕生のヒミツ(GHQによる修身・国史・地理の授業停止命令―『くにのあゆみ』が果たした役割;草の根からの社会科の立ち上げ―民の動きに刺激された?文部省の模索 ほか)
3章 新教育のスター!社会科の最も熱い時代(代表的な民間教育団体4つの志とその授業―いま、先達が問いかけるもの;「どんな社会を目指すか」燃え上がる実践家の情熱―実験校プランから「山びこ学校」へ ほか)
4章 せめぎ合い!大きな社会科と小さな社会科(危機を迎えた社会科のアイデンティティ―高度経済成長と政治に翻弄される社会科;諸外国の社会科が目指した方向―市民的資質を育成する「意思決定力」とは ほか)

著者等紹介

片上宗二[カタカミソウジ]
安田女子大学文学部教授。広島大学名誉教授。教育学博士。1943年愛媛県生まれ

木村博一[キムラヒロカズ]
広島大学大学院教授。博士(教育学)。1958年和歌山県生まれ

永田忠道[ナガタタダミチ]
大分大学教育福祉科学部准教授。博士(教育学)。1970年鹿児島県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。