内容説明
特別支援教育の授業は、チーム・ティーチングで行われることがほとんどです。チームの授業づくりは、子どもの実態について、チーム内でよく話し合われ、ひとつの「解釈」がつくられるところから始まります。きちんとした「解釈」をもつチームは、役割を分担して連携することで個々の成員の能力が発揮され、チームとして機能できるのです。本書は、授業の第一段階ともいえる、チーム授業における解釈のアイデアを検討しました。よりよい授業への第一歩を踏み出しましょう。
目次
第1章 解釈と授業づくり(解釈と個性ある授業;授業づくりにおける解釈 ほか)
第2章 チーム・ティーチングと解釈(チーム・ティーチングと授業展開のタクト;解釈の転換と授業の見直し ほか)
第3章 授業案と解釈(授業案における「教師の解釈」欄;「単元(題材)設定の理由」欄における解釈 ほか)
第4章 ある解釈と実践―ドナルドの教育(「ドナルドと呼んで」;診察台のドナルド ほか)
第5章 解釈と教室空間(解釈と解釈がつくりだすもの;解釈の変化と教室空間 ほか)
著者等紹介
太田正己[オオタマサミ]
1953年生まれ。京都教育大学教授、同附属養護学校校長、皇學館大学社会福祉学部教授、中央教育審議会専門委員(特別支援教育)を経て、現在、千葉大学教授、京都教育大学名誉教授、博士(学校教育学)、学校心理士。現在、特別支援学校、特別支援学級、または通常の学級に出かけ、現場の教師たちとともに障害のある子どもたちの授業づくりを行うとともに、よりよい校内研修としての授業研究会を進めるためにRP法を導入し、スーパーバイザーとして加わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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