内容説明
平成19年4月は特別支援教育元年といわれています。特別支援教育の成否の鍵を握っているのは、特別支援教育コーディネーターであるといっても過言ではありません。本書の主旨は、特別支援教育コーディネーターとして身に付けておきたい基本的な姿勢と実際に活動する際の方法について具体的に提示するところにあります。基本的な姿勢については、特にコーディネーターの資質として重要な(1)教育実践力、(2)コミュニケーション能力、(3)カウンセリングマインドを中心に述べました。実際については、重要な役割のひとつである教育相談を通して、子どものニーズへの対応のためにどのようなアプローチをしたのか、豊富な事例をもって明示しました。
目次
第1部 特別支援教育コーディネーターの基本的姿勢(はじめに;視点と方法;特別支援教育コーディネーターの概念;コーディネーターとして身に付けておきたい基本的考え方・哲学;把握しておきたい特別支援教育の全体像 ほか)
第2部 特別支援教育コーディネーターの実際―教育相談を通して(はじめに;目指していること;コーディネーターに求められていること;ニーズへの対応のために;コーディネーターとしてぜひ知っておきたいアプローチ ほか)
著者等紹介
大沼直樹[オオヌマナオキ]
大阪教育大学教授、大阪教育大学附属特別支援学校校長。現在、大阪府「特別支援教育連携協議会」会長、大阪市「特別支援教育連携協議会」チーフアドバイザー、豊中市教育センター「運営委員会」委員、等々
瀧本一夫[タキモトカズオ]
大阪府立守口養護学校教諭。大阪府教育委員会障害教育課指導主事を経て現在、大阪府特別支援教育推進コーディネーター、指導教諭(特別支援教育)、等々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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