内容説明
ライフスキル教育は、若者が日常生活で生じる要求や難しい問題にうまく対処できることを可能にする心理社会的なスキルを基礎に置いている。したがって、若者の個々人が社会の激しい変化と新しく生ずる問題に対処するために、主体的に、適応的に、かつ積極的に対応する能力を育成する可能性を持っている。喫煙・麻薬など薬物乱用、思春期妊娠、AIDS/HIV、非行、いじめ、暴力、登校拒否(不登校)そして自殺などの重大な問題の1次予防を可能にするスキルを獲得させてくれる。そこで、「総合的な学習の時間」の中でいかにしたらライフスキルを内容知及び方法知として獲得させるかを本書ではできるだけ分かりやすく、また、学校教育現場で使えるような具体例を含めながら記述した。
目次
第1章 総合的学習とライフスキルの関係
第2章 ライフスキル教育で使われる教育技法
第3章 ライフスキルトレーニングの展開方法
第4章 意志決定スキル・問題解決スキルとトレーニング
第5章 ストレス対処スキルとトレーニング
第6章 コミュニケーションスキル・対人関係スキルとトレーニング
第7章 自己認識形成スキル・共感性形成スキルとトレーニング
第8章 情動対処スキルとトレーニング
第9章 ワークショップによる教師のライフスキルトレーニング
第10章 諸外国におけるライフスキルプログラムの紹介
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