現代の少年非行を考える―少年院・少年鑑別所の現場から

法務省矯正局【編】

国立印刷局（1998/11発売）

• サイズ A5判／ページ数 111p／高さ 21cm
• 商品コード 9784171850077
• NDC分類 368.7
• Cコード C0037

目次

第１章　問題の所在
第２章　少年非行は変わったか―非行分析論（少年鑑別所の現場から；医療少年院の現場から）
第３章　働きかけの本質―少年処遇論（少年院の非行少年たち；少年院の処遇事例から；医療少年院での人格障害例の処遇経験から；処遇の基本を考える）
第４章　凶悪事件等を起こして少年院に送致された少年の実態調査報告

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[抹茶ケーキ]

矯正局が出したパンフレット。その後ほぼ完全に否定されることになる「非行の凶悪化」が論理の前提とされてるのが面白い。統計が少し出てるけど、非行少年群と「普通の」少年群と比較してなかったり（つまり対照群が設定されてなかったり）してどうもおぼつかない。あと最後の章で「親の養育態度」とか「親へのイメージ」とかの比較がされてるけど、これどうやって測定したんだろう。

2015/12/03