内容説明
本書は、科学技術基本法(平成7年法律第130号)第8条の規定に基づく、科学技術の振興に関して講じた施策に関する報告である。本報告では、第1部及び第2部において、広範多岐にわたる科学技術活動の動向を紹介し、第3部の科学技術の振興に関して講じた施策を理解する一助としている。第1部では、「これからの科学技術と社会」と題して、科学技術の発展による経済的豊かさの実現やグローバリゼーションの進展等社会の質的な変化、地球環境問題等新たな社会的課題の発生等、科学技術と社会の関係の深まりについて分析を行うとともに、科学技術創造立国に向け、今後の科学技術と社会の最適な関係を構築するための課題や方策を示した。第2部では、各種のデータを用いて、我が国と主要国の科学技術活動を比較している。
目次
第1部 これからの科学技術と社会(科学技術と社会の関係の深まり;社会のための科学技術のあり方;社会とのコミュニケーションのあり方)
第2部 海外及び我が国の科学技術活動の状況(研究費;研究人材;研究成果関連の動向;新たな科学技術指標への取組)
第3部 科学技術の振興に関して講じた施策(科学技術政策の展開;科学技術の重点化戦略;科学技術システムの改革;科学技術活動の国際化の推進)