出版社内容情報
加藤友三郎の賢明な決断、近衛文麿の日本の歩みを誤った決断。ワシントン体制の国際協調から終戦までを政治学の巨人が問い直す!
重大な歴史の岐路はここにあった!
加藤友三郎の賢明な決断、近衛文麿の日本の歩みを誤った決断。ワシントン体制の国際協調から終戦までを政治学の巨人が問い直す!
内容説明
人間は努力する限りあやまちをおかす。問題は、過去のあやまちから学ぶということだ。二・二六事件を鎮圧した昭和天皇の英断、田中義一、近衛文麿による遅疑逡巡の致命的な過ち。指導者とは何か、思想とは何か。政治学の泰斗が、同時代で体験した歴史の転換点を検証した名著。
目次
序論 “決断”の背景―第一次大戦後の日本の客観的状況
第1の決断―ワシントン会議における加藤友三郎の明快な決断
第2の決断―文字通り生命を賭けた浜口雄幸の死の決断
第3の決断―大局的見地を欠いた田中義一の優柔不断
第4の決断―二・二六事件に際しての天皇の御決断
第5の決断―石原莞爾の異能と近衛文麿の不決断
第6の決断―日本を破滅に追い込んだ近衛文麿の致命的決断
第7の決断―戦争を終結した聖断と鈴木貫太郎らの苦心
むすび(指導者の決断と世代の問題;正しい決断とは何か)
著者等紹介
猪木正道[イノキマサミチ]
1914(大正3)年‐2012(平成24)年。政治学者。京都大学名誉教授。京都生まれ。社会思想家の河合栄治郎に師事し、37(昭和12)年、東京帝大経済学部卒業。三菱経済研究所を経て49(昭和24)年から70(昭和45)年まで京大法学部で政治学・政治史を教える。退官後、防衛大学校校長を8年間務めたほか、平和・安全保障研究所理事長なども務め日本の安全保障政策の研究を進めた。2001(平成13)年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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