文春学藝ライブラリー
常識の立場―「文藝春秋」傑作論選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 355p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784168130274
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

出版社内容情報

俗論に流されず、貫き通した持論とは。小泉信三、田中美知太郎から石原慎太郎まで、碩学十三人が一石を投じた「常識」の集大成!

「文藝春秋」を飾った画期的論考が一冊に

俗論に流されず、貫き通した持論とは。小泉信三、田中美知太郎から石原慎太郎まで、碩学十三人が一石を投じた「常識」の集大成!

●小泉信三「平和論」〔昭和27年1月号〕
●林健太郎「マルクス主義との格闘」〔昭和34年6月号〕
●小林秀雄「歴史と人生」(「プルターク英雄伝」〔昭和35年11月号〕
●竹山道雄「なぜ目を閉じ耳を塞ぐのか」〔昭和36年12月号〕
●大宅壮一「マイホーム国家の没落」〔昭和44年9月号〕
●福田恒存「日米安保は幻想である」〔昭和48年12月号〕
●山本七平「領土の研究」〔昭和52年6月号〕
●田中美知太郎「常識の立場」〔昭和57年2月号〕
●塩野七生「浩宮へ・一先輩より」〔昭和58年年1月号〕
●江藤淳「生者の視線と死者の視線――靖国問題を検証する」〔「諸君!」昭和61年4月号〕
●佐伯啓思「誰がための『構造改革』か」〔「諸君!」2002年3月号〕
●福田和也「帝王学と国民道徳」〔「諸君!」2004年7月号〕
●石原慎太郎「若者がこの国を愛するために」〔2006年7月号〕

内容説明

戦後日本の国論を二分したテーマは数多い。マルクス主義や日米安保の是非、高度成長や構造改革への対応、さらには靖国や愛国心のあり方など、百花繚乱の議論が巻き起こった。その中で、俗論に流されることなく、「文藝春秋」誌上で展開された本質を見抜く卓見の傑作選。

目次

平和論(小泉信三)
マルクス主義との格闘(林健太郎)
「プルターク英雄伝」(小林秀雄)
なぜ目を閉じ耳を塞ぐのか(竹山道雄)
マイホーム国家の没落(大宅壮一)
日米安保は幻想である(福田恆存)
「領土」の研究(山本七平)
常識の立場(田中美知太郎)
浩宮へ・一先輩より(塩野七生)
生者の視線と死者の視線(江藤淳)
誰がための「構造改革」か(佐伯啓思)
帝王学と国民道徳(福田和也)
若者がこの国を愛するために(石原慎太郎)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びす男

39
「諸君!」と「文藝春秋」の誌面に載ってきた数々の論文の、傑作選である。「この立場を「常識」と考えて、これからの時代を考え直すことこそ、溢れかえる情報に押し流されないための武器になるのではないでしょうか」という文に、これまで言論界を引っ張り続けてきた文藝春秋のプライドを感じた。内容は安全保障から文化、学問にまで、多岐に渡った。個人的には、サンフランシスコ条約の片面講話について論じた小泉信三の論文に共感するところが多かった。闊達な言論は、やはり国の宝である。そのなかで特に光る論というのは、本当にかっこいい。2014/12/30

ペンギン伊予守

6
田中美知太郎目当てで読んだら、小泉信三がふるっていた。2015/10/10

Ken-Ken

1
文藝春秋に掲載された論文の傑作選です。知識人ってかっこいい!と素直に思いました。2015/02/20

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