出版社内容情報
27歳のタエ子は小学5年生の頃の思い出とともに山形へ旅に出る――高畑勲監督によるリアリズム追求が光る名作を1冊のコミックに。
私はワタシと旅にでる。――名作映画をコミックで
27歳のタエ子は小学5年生の頃の思い出とともに山形へ旅に出る――高畑勲監督によるリアリズム追求が光る名作を1冊のコミックに。
内容説明
岡島タエ子は東京生まれ、東京育ちの27歳。親戚の紅花農家を手伝うため、休暇をとって夜行列車で山形へと向かう。その車中、田舎を持つことに憧れた小学5年生の頃の記憶が溢れ出す―。緻密に組まれた構成と、繊細な美術が、等身大の女性の心象風景を鮮やかに描きあげた、高畑勲監督の不朽の名作。完全新編集でコミックに。
著者等紹介
高畑勲[タカハタイサオ]
アニメーション映画監督。1935年三重県生まれ。59年、東京大学仏文科卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)へ入社。『太陽の王子 ホルスの大冒険』で初監督。以後『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』などでTV演出を担当。『セロ弾きのゴーシュ』『じゃりン子チエ』『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョとなりの山田くん』などの長編アニメ映画を発表。プロデュース作品に『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン・シャーリーこと寺
65
私はジブリのアニメ映画の大半を観ていない。あれほど毎年日テレが『金曜ロードショー』で流すのに観ていない。私は一体いままでの金曜をどのように過ごしていたのか考えさせられる。アニメがこんな漫画文庫になっているので読んでみた。『おもひでぽろぽろ』、確か柳葉敏郎と今井美樹が声の出演だったと思うが、そのせいか登場人物が二人に顔が似ていて、やたら笑顔がうるさい。笑顔をリアルに描く為、ほうれい線がやたら出てきて、その都度若者が老いて見える。リアルと創作の葛藤のほうれい線である。話は面白く感じながら読めた。さすが高畑勲。2019/03/13
魔女のキキ
2
再読。東京のOLのタエ子が小学5年の思い出とともに憧れの田舎で過ごす。子供の時の何気ない思い出の話も楽しいけど大人になってからのトシオとの日々の方が好きかな。2020/07/08
ぴっちゃん
2
わらび座のミュージカルを去年2月に観て。アニメは観てなくて、ミュージカルでは時があっちこっちにさまようことや、人間関係などわかり辛い部分があったので、この本を買ってみました。ミュージカルを見たのがもう2年近くも前ですから、記憶の補完というより別物として読みましたが、わかり辛かったところもすっきりしてよかったです。アニメも見たくなったし、原作コミックも読みたくなりました。2015/11/15
まゆっち
2
映画はテレビで見ていたけれど、ところどころ忘れていたのでいろいろ思い出しながら読みました。時系列があっちこっちして頭が混乱しがちですが・・・。親世代は懐かしいみたいですねー。2015/09/30
太田康裕
1
高畑勲監督が亡くなった報に触れ。 この映画を見たのは小学生の頃だっただろうか? 「理解出来ない」という印象しか残ってなくて、結局以降1度も見直さなかった。 それから20年以上過ぎてアニメコミックではあるが、物語に触れるとその凄さに改めて驚いた。 少し難しいのだけれど、ラストシーン含めこういう「アニメ」を作り出した才能に気づかなかった自分を恥じ、そしてその監督が居なくなった事実を寂しく思う。2018/04/08
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