出版社内容情報
宮崎駿氏が惚れ込んだファンタジーを原作にした宮崎吾朗初監督作品。公開から十年、監督自ら製作秘話を語るインタビューも収録!
スタジオジブリ[スタジオジブリ]
文春文庫編集部[ブンシュンブンコヘンシュウブ]
内容説明
アーシュラ・K.ル=グウィン原作による、宮崎吾朗の初監督作品。宮崎駿作品へ大きな影響を与えた原作への思いや、制作時の秘話などを語った監督への新規ロングインタビューを収録。主人公による「父殺し」に隠された意味とは?不老不死を求める人の心の闇とは?様々な角度から香山リカ、栗原裕一郎らが作品を読み解く。
目次
ナビゲーター・阿川佐和子―観るたびに、違った色彩を放つ
1 映画『ゲド戦記』誕生(スタジオジブリ物語 新人監督宮崎吾朗の『ゲド戦記』;鈴木敏夫―見事にスタッフの心を掴んだ宮崎吾朗のリーダーシップ;清水真砂子―もうひとつの風を待つ。―『ゲド戦記』映画化にむけて)
2 『ゲド戦記』の制作現場(監督 宮崎吾朗―“時代性”を抜きには作れなかった;宮崎吾朗ART WORKS;作画演出 山下明彦/作画監督 稲村武志―新人監督との試行錯誤 ほか)
3 作品の背景を読み解く(特別収録 対談『ゲド戦記』をめぐって―河合隼雄×宮崎吾朗;栗原裕一郎―宮崎吾朗が『ゲド戦記』で本当に殺そうとしたもの;香山リカ―「父親殺し」の先にあるもの ほか)