出版社内容情報
ナチス興亡の時代を背景に三人のアドルフの運命を国際的なスケールで描いた著者畢生の大作、全五巻。ヒトラーの出生の秘密とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
55
ナチによるユダヤ人虐殺の首謀者ハイドリヒの暗殺を描いた『HHhH』と並行して読んだが、この『アドルフに告ぐ』を読み出すと止まらなくなってしまった。第2巻の舞台のほとんどは日本。ヒトラー出生の秘密が書かれた文書を見つけ、そして娘の仇討ちのため、ゲシュタポのランプが神戸にやってきた。描かれている戦前の神戸の様子は、さすが手塚漫画だと思う。ドイツに渡ったアドルフ・カウフマンが、ナチスの幹部養成所アドルフ・ヒトラー・シューレに入って、変わっていくところが怖い。途中に挿入されている略年譜からは軍靴の足音が聞こえた。2015/07/31
AICHAN
34
再読。ユダヤ人でないほうの神戸のアドルフがドイツの学校に進学する。彼はユダヤ人を憎むように教育されていく。日本ではその母と、ドイツで弟を殺されたジャーナリストが親しい関係になっていく。2人は、ヒトラーにユダヤ人の血が流れている秘密を掴む。特高とゲシュタポがジャーナリストを追い…。2021/11/26
momogaga
33
読メ開始以前の既読本。#ヒットラー出生の秘密 #ゲシュタポ
aloha0307
25
もしアドルフ・ヒトラーにユダヤ人の血統が入っていたら❓〜大胆なフィクションと史実を横糸に織り込んでまさに壮大なスケールで描き出されています🌸 構成の匠と、一コマ毎のアングルの絶妙には感服✨ このまま何の修整もなく映画ができてしまうほどに…2022/03/09
りえこ
19
ものすごく怖いけど、先が気になる。こんな時代、嫌だけど、あったんだもんね。2015/05/28