文春文庫<br> 名探偵ジェリコ

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文春文庫
名探偵ジェリコ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167925512
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

 再読して「どうしてこれに気づかなかったのか」とあとで膝を叩くことになるのは必至である。自信を持って本格ミステリファンにお薦めしたい作品だ。──千街晶之(解説より)

 150年前の惨劇。連続見立て殺人。廃墟と化した館。大胆な手がかりと伏線。
 まるで新本格ミステリのような謎解きの愉悦。

 イギリスのミステリ通が選ぶFingerprint賞受賞作。ほか2つの英国ミステリ・フェスで最優秀作品賞候補に。ホロヴィッツ、クレイヴン、タートン、ハレットら英国ネオ本格ミステリの系譜に新たに名を連ねたウィリアム・ハッセー。そのアクロバットをご覧あれ。

 刑事として抜群の推理力で知られたジェリコは、容疑者とのトラブルで職を失い、無為な日々を送っていた。そんな彼に奇妙な歴史家から依頼が届く。150年前に起きた旅芸人一座の溺死事件に見立てた連続殺人が進行中であり、その真相を調べてほしいというのだ。ジェリコは刑事時代のメンターからの叱咤激励を受けながら、この怪事件に挑むが……

 何もかもが奇妙で、グロテスクで、人工的な事件。その狙いは何か? そして犯人は? イギリス本格ミステリの新シリーズ第一作。



【目次】

内容説明

刑事として抜群の推理力で知られたジェリコは、職を失い無為な日々を送っていた。そんな彼に依頼が届く。150年前に起きた旅芸人一座の溺死事件に見立てた連続殺人が進行中であり、その真相を調べてほしいというのだ。奇妙にグロテスクで人工的な事件。その真相は?英国本格ミステリの新シリーズ第一作。ミステリ通が選ぶFingerprint賞受賞作。

著者等紹介

ハッセー,ウィリアム[ハッセー,ウィリアム] [Hussey,William]
1977年、イギリス生まれ。事務弁護士を経て、2010年にDawn of the Demontideで作家デビュー。以降、YAの分野で活躍したのち、2023年に初の一般向け作品である『名探偵ジェリコ』を発表。ミステリ・ファンの投票で選ばれる〈Fingerprint賞〉を受賞するなど高く評価され、シリーズは現在、第三作Burying Jerichoまで発表されている

矢口誠[ヤグチマコト]
1962(昭和37)年生まれ。慶応義塾大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

68
移動式遊園地の興行師、31歳独身でゲイ。主人公のこの設定だけで、一体何が始まるのかとワクワクする。ぐだぐだな姿で登場したジェリコだが物語が終わるときには別人のようになっている。奮い立たせたのは150年前に起きた連続殺人、これがまた怪しげで不気味だ。1人称で語られる作品は読みやすい。個性ある他のキャラクターも味があるし、最後の謎解きに関してはえっ?と驚く。続けて刊行される次作は、がっつりこの作品の続編らしいので忘れないようにしなければ。2026/08/21

M H

29
150年前、旅芸人一座に起きた溺死事件に模した殺人が進行中ー。主人公のジェリコは抜群の観察力と激しい怒り、繊細さを内包した元刑事。過去に囚われて荒んだ毎日だったが、この一見すると被害者間につながりのない事件に挑むことに。真相を読むとキチンと伏線はあって間違いなくミステリーでも、ジェリコのキャラと父親、幼馴染、元恋人など周辺との関係性が細やかでより印象的。シリーズということでどう進展するのか楽しみ。2026/08/19

Shun

24
装丁がB級ホラーっぽいが、あらすじをすっ飛ばして帯買いを決めた。著者も本邦初刊行となる作家で今後のミステリ界隈での活躍が期待できそうではあります。名探偵と称される主人公ジェリコの経歴がまた物珍しく、日本では馴染みがないショーマンと呼ばれる旅芸人一家の出で、後に警察官となるが不祥事を起こし一時は収監されたこともある。落ちぶれた生活を送る彼の元へ奇妙な依頼が舞い込み、謎の連続怪死事件を調べていくことに。奇妙な殺害方法は彼のルーツとも関係があるようで次第に推理への欲求が蘇ってくる。この結末は次回作への布石か。2026/08/15

ほたる

10
150年前に起きた旅芸人たちの事件に見立てられた連続殺人。元刑事のジェリコは捜査を通して隠された真実に近づいていく。出発地点の謎の設定、外側の時点ですでに魅力的だ。物語が進むにつれて色々なことが分かってきたとき、さらにこの謎に秘められていた内側の魅力にも気付かされる。ひたすら謎めいた展開に翻弄され、楽しませてくれた一冊だった。2026/08/11

shimuratakeda

7
壊れつちまった主人公も含めて、良い意味も悪い意味もへったくれもなくてマンガチックだなと。マンガ的なワクワクスリリング感ときっちり構造化して提示される情報が相まっていてこいつはいいじゃない。真犯人はすぐわかっちゃったけどいいじゃない。こいつはいいなと思ったから慣れない英語でも構わないので続編を買おうと思ったけど電子で売ってないのね...。翻訳待ちます。2026/08/19

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