出版社内容情報
教養高く美しいが、世間知らずのおばあさまと、
料理のセンス抜群だが内気な孫娘・佐菜。
世の荒波に放り出されたコンビが、
「出張料理」を仕事に奮闘する、大好評シリーズ第6弾!
毎日、佐菜が朝餉を作りにいっている少年・専太郎が
ここのところ能の稽古にとても熱心だ。
「羽衣」という演目では、
天女を天女たらしめているもの、
もっとも大切なものが〝羽衣〟なんです、と話し
自分にとっての〝羽衣〟は能の太鼓だ、と語る。
佐菜は、自分にとっての〝羽衣〟は何だろう、と考える。
あるとき、おかねの煮売り屋が、
店の家賃が倍に値上がりするということで
存続の危機に?
常連の客たちや佐菜は、先行きを心配する。
一方、一人息子の正吉は、
こっそり鈴虫を売るなどして周りを驚かせるが、
煮売り屋の現状を知って、あることを考える――。
変わりゆくことがあれば、変わらずに守り続けていきたいものもある。
皆が少しずつ変化をとげ、成長をしていく待望の第6巻。
【目次】
一話 「羽衣」とむかごご飯
二話 人気役者の松花堂弁当
三話 女二人のもち米まんじゅう
四話 常連が惜しむ味噌煮込みうどん
五話 料理を彩る秋の木の葉
内容説明
近ごろ能の稽古に熱心な7歳の専太郎が「一番大切なものは大鼓」と語るのを聞き、佐菜は自分にとっては何だろうと考える。一方おかねの煮売り屋が、店賃の値上がりで存続の危機に!?むかごご飯にれんこんの甘辛醤油だれ、紅色のもち米まんじゅうに味噌煮込みうどん。新しい道を拓く味と、守り受け継ぐ味がある。大人気シリーズ。変わりゆくもの・変わらないものを描く5つの物語。
著者等紹介
中島久枝[ナカシマヒサエ]
学習院大学文学部哲学科卒。食と料理をテーマに、雑誌や単行本の企画・構成・編集、ウェブサイト、イベント企画なども行い、2013年時代小説『日乃出が走る 浜風屋菓子話』でポプラ社小説新人賞特別賞受賞。ポプラ文庫より小説家デビュー。2019年「日本橋牡丹堂 菓子ばなし」シリーズと『一膳めし屋丸九』で、日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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