文春文庫<br> 小川洋子が読みとく『アンネの日記』―NHK「100分de名著」ブックス編

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文春文庫
小川洋子が読みとく『アンネの日記』―NHK「100分de名著」ブックス編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167925376
  • NDC分類 949.35
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「作家としての原点に『アンネの日記』があるからこそ、わたしは書き続けられるのだと確信している」--小川洋子

「一生の間に、『アンネの日記』と出会えたことは、本当に幸せ」と語る著者が、この本の魅力をあますところなく紹介する。

【文庫版書き下ろし、オリジナルのフォト多数追加! 図解がたっぷり。】

 \世界中の学校で必読図書/
「これほどリアルな少女の声が胸に響く文学を他に知らない」(著者)

第二次世界大戦下、ユダヤ人の少女アンネが隠れ家で書いた『アンネの日記』は戦後、大ベストセラーとなり「世界記憶遺産」にも認定。
将来への夢、大人への不満、性への憧れなどが綴られたこの本が、なぜ人々の心をそこまで掴むのか。アンネとの出会いが作家になった原点と語る著者が、その魅力に迫る。
文庫版オリジナルページを大幅追加!






【目次】

内容説明

第二次世界大戦下、ユダヤ人の少女アンネが隠れ家で書いた『アンネの日記』は戦後、大ベストセラーとなり「世界記憶遺産」にも認定。将来への夢、大人への不満、性への憧れなどが綴られたこの本が、なぜ人々の心をそこまで掴むのか。アンネとの出会いが作家になった原点と語る著者が、その魅力に迫る。文庫版オリジナル頁を大幅追加。

目次

第1章 潜伏生活の始まり(日記が出版されるまで/言葉は心を外に放つ「通路」 ほか)
第2章 思春期の揺れる心(社交好きで空想家の愛すべき女の子/親友に宛てた二通の手紙 ほか)
第3章 性の芽生えと初恋(『アンネの日記』三つのバージョン/性に対する探究心 ほか)
第4章 希望を抱きながら(ノルマンディー上陸作戦の開始/イチゴジャム作りの一日 ほか)
特別章 言葉はどのようにして人を救うのか(孤立と向き合う言葉/何かを学ぼうとする尊い力 ほか)

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
1962年、岡山県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業。88年、「揚羽蝶が壊れる時」で第7回海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」で第104回芥川賞を受賞。2004年、『博士の愛した数式』が第55回読売文学賞、第1回本屋大賞を受賞。同年、『ブラフマンの埋葬』で第32回泉鏡花文学賞を受賞。06年、『ミーナの行進』で第42回谷崎潤一郎賞、13年、『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。20年、『小箱』で第73回野間文芸賞を受賞。21年、第69回菊池寛賞を受賞。同年、紫綬褒章を受章。23年、日本芸術院賞、26年、『サイレントシンガー』で第67回毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうぐう

30
再読。正確には再々読となる。つまり、「100分 de 名著」のテキスト、のちに『アンネの日記 〜言葉はどのようにして人を救うのか〜』として単行本化、そしてこの文庫版で三度目の読書となった。文庫版では冒頭のヴィジュアルと長いあとがきが追加されている。『アンネの日記』を読み解くにあたって小川洋子は、できるだけ歴史的背景には深入りせず、文学的な視点を中心に据えて語ってきた。それでも書き下ろされた文庫版あとがきにおいて、ロシアのウクライナ侵攻、パレスティナ・イスラエル戦争、(つづく)2026/07/15

Kei.ma

17
読むという気持ちをアンネ・フランクに捧げたいのか、それとも小川洋子さんにか。そんなことさえ定まらないまま表紙を開いた。おやそうかい、と先では微笑むだけのことでも、怒り賛美するアンネ。そんなアンネを見守るかの著者。理不尽な惨劇以後、多くの時間が流れている。だが、神から見放されたかのように殺戮の「炎消ゆ」とはならず。増え続ける線状降水帯は失望した地球の涙か。2026/09/10

iroiro

6
NHKの「100分で名著」は、気になる番組であるのだけど、残念ながら見落としていた。私がまだ少女だった頃、「アンネの日記」は読んだ事がある。真似をして日記に名前をつけて日記を書いていた。にっこり笑うアンネの写真も記憶にあるし、あの隠れ家の本棚も、見てみたいと思っていた。しかし、読んだのは多分子ども向けに分かりやすくされた本だったような気がするし、文学としては考えていなかった。今さらだが、小川洋子さんの感性とアンネの日記の素晴らしさに感銘を受けた。そして、戦争の残酷さも今だからなお一層心に響く。 2026/08/03

おと🐾

2
小川洋子さんのアンネへの思いが溢れた本。アンネに励まされ、書くことの勇気をもらい、視野を広げていかれたことがよくわかる。2026/09/26

ひろし🙈🙊🙉

1
 1942.6.13(13歳の誕生日)~1944.8.1まで。8月4日、連行。1945年2月末~3月初旬、姉マルゴーがチフスで死亡、数日後アンネも。  アンネは最後まで姉と一緒で、話し相手を失わなかった。  小川洋子さんの「彼女の声をきちんと聞き取る責任が、私たちにはあるのだと思います」が心に沁みる。  「だからこそ、文学が必要なのだ」と訴える、文庫版あとがきも必読。  本書は薄く、図版も多く、読み易い。多くの人に読んで欲しい。 2026/09/01

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