文春文庫<br> もっと悪い妻

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文春文庫
もっと悪い妻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 144p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167925277
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

家事を一切やらないバンドマンの夫に不満を募らせ、娘に当たってしまう千夏。かっとなった彼女が娘を預けて向かった先は……(「悪い妻」)。夫公認の不倫相手をもつ麻耶。仕事も私生活も順風満帆な彼女は常に満ち足りている (「もっと悪い妻」)。型に嵌まった“妻のあるべき姿”を鮮やかに打ち砕く、6つの傑作短篇! 解説・小池真理子


【目次】

内容説明

家事を一切やらないバンドマンの夫に不満を募らせ、娘に当たってしまう千夏。かっとなった彼女が娘を預けて向かった先は…(「悪い妻」)。夫公認の不倫相手をもつ麻耶。仕事も私生活も順風満帆な彼女は常に満ち足りている(「もっと悪い妻」)。型に嵌まった”妻のあるべき姿”を鮮やかに打ち砕く、6つの傑作短篇!

著者等紹介

桐野夏生[キリノナツオ]
1951年生まれ。93年「顔に降りかかる雨」で江戸川乱歩賞受賞。99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、『ナニカアル』で10年、11年に島清恋愛文学賞と読売文学賞の二賞を受賞。1998年に日本推理作家協会賞を受賞した『OUT』で、2004年エドガー賞の候補となった。15年、紫綬褒章を受章。21年早稲田大学坪内逍遥大賞を受賞。23年『燕は戻ってこない』で毎日芸術賞、吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

直人

8
久々の文庫。 「東電OL殺人事件」を描いた『グロテスク』の桐野夏生さんの短編集。 総ページ数140程度に,短編が6本なので1本あたりもかなり短い。 すぐに読み終えるのが可能なところは,YouTubeのショート動画のようで,読書離れしていた身には優しい。 ただあまりにも短すぎて,前の話と混同しやすかったのは難点かも。 設定やキャラクターが混同してしまうのな。 どの作品に関しても全面に人の悪意というものが押しだされていない。 普段の生活に少しは潜んでいそうな“毒”が描かれている。2026/08/13

KDS

8
六編もの短編を収録していながら、解説を含めても141頁しかない非常に薄い本。そのおかげか短い時間でサクッと読める。巻頭には「悪い妻」、巻末に「もっと悪い妻」を配置しているが連作ではない。また、「武蔵野線」や「みなしご」などのように全ての短編が「悪い妻」をテーマにしているというわけでもない。どの話もラストの後どうなったのか?が非常に気になる終わり方。それにしても「もっと悪い妻」の夫公認の浮気相手がいる妻というのはちょっと…夫よ、それでいいのか?と問い正したくなる。この妻が本書の中の「ベスト・オブ・悪い妻」。2026/07/20

へい

7
良くないし自分もそうなる可能性が割とあると思いながら武蔵野線は笑ってしまった。おじさんの妄想をちゃんと現実という鈍器でぼこぼこにして最後は砕ききってくる感じとても桐野さん作品だと思う。桐野さんのリアリストっぷりがたくましく自称リアリストなんて目じゃないなと思う。結婚してこどもを産んで老後を迎えるといういわゆる普通の生活は成立しなくなっているという現実を直視しないからこそ妄想に逃げ込み押しつけて迷惑をかける。やはりちゃんと現実見ろよとこの本を読みながらメッセージを受け取った。おすすめはできないが楽しかった。2026/08/28

うさぎ

7
短くて物足りないとも思いましたが、どれも面白かったです。2026/08/12

ドクトム

6
存在は知っていましたが初読みの作家さん。ある意味、毒のある短編集でした。6編のそれぞれの主人公の気持ちは多分、万人が一度は思ったことのある心情ではないかな・・・と。もちろんその感情を現実に行動に移すととてつもない悲劇を生むのだろうけれど。ある意味、自覚したくない自分自身の中の毒を表現化した作品群でした。2026/09/10

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