出版社内容情報
「もうガマンできませんっ。いただきます?」
満腹度120%、「銀座「四宝堂」文房具店」シリーズが大人気の著者による、異色グルメ小説。
PR会社に勤める桜花(さくら・はな)・30歳は、大食いで食べっぷりがいいところを認められ、Y県警の職員向け広報誌「桜花(おうか)」の人気連載〈サツ飯! 拝見〉を担当することに。サツ飯を作る人・食べる人に話を聞き、その料理に絡んだ出来事や思い出を聞くコーナーだ。
取材初日、県警総務部の長山修二と、町のそば屋・長寿庵を訪ねる。
丼のふちまで盛られた、ふんわり甘じょっぱい香りのカツ丼を、笑顔で噛みしめる「食べる人」警部補・西田。その光景を嬉しそうに見つめる店主夫婦。
警察についてステレオタイプ的な知識しかなかった桜花が、そこで見て聞いて食べて、呟いた意外な一言とは――。
事件は起こらずとも、腹はすく。〝警察のごはん〟を食べて驚きの〝内部事情〟を知る、どこにもないグルメ小説!
文庫書き下ろし。
カバーイラストはイシヤマアズサさん。
【目次】
カツ丼
のり弁
ナポリタン
から揚げ
カレーライス
内容説明
PR会社に勤める桜花は自他共に認める食いしん坊。警察職員向け広報誌の連載「サツ飯!拝見」担当になり、早速県警本部総務部の長山と街のそば屋に向う。丼のふちまで盛られた、ふんわり甘じょっぱい香りのカツ丼を食べる警察官と、作る店主に取材して桜が呟いた一言とは?事件は起こらずとも腹は空く、異色グルメ小説!
著者等紹介
上田健次[ウエダケンジ]
1969年東京生まれ。2019年、第1回日本おいしい小説大賞に「テッパン」を投稿、21年、同作を加筆修正してデビュー。22年に発表した書き下ろし小説『銀座「四宝堂」文房具店』(小学館文庫)で、第18回うさぎや大賞、三洋堂書店文庫アワード「第2回でら文芸」で、でら感動部門第1位を獲得、人気シリーズとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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