出版社内容情報
【目次】
内容説明
修羅!腹痛との死闘、そして投降 戦慄!初めての催眠術体験(有料) 術後!肛門科医との忘れ難い一夜 恥辱!十年ぶりのダンスレッスン 妖怪!結婚式余興やりまくり人間 空回り!サイン会への熱烈な準備 他力本願!引っ越し面倒臭すぎる 生活習慣病!スイーツ狂いの日々 帰れ!北米&南米ハプニング旅行 大人気!エッセイシリーズ完結編。
目次
肛門科医とのその後
腹と修羅
作家による本気の余興~人体交換マジック編
空回り戦記~説明会編
空回り戦記~サイン会編
初めての催眠術
バレーボールと私、その後
作家による本気の余興~職業病編
他力本願スマートハウス
精神的スタンプラリーin南米
踊ることに踊らされて
十年ぶりのダンスレッスン
MOTTAINAIの囁き
似合わない店にいこう
ホールケーキの乱
脱・脂質異常症への道
私なりの「おめでとう新福さん」
精神的スタンプラリーin北米
文庫書き下ろし ホールケーキの乱、その後
文庫書き下ろし ロスト・イン・パーソナルトレーニング
著者等紹介
朝井リョウ[アサイリョウ]
1989年、岐阜県生まれ。小説家。2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。13年『何者』で第148回直木賞を、14年『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞を、21年『正欲』で第34回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kanonlicht
47
著者のエッセイ三部作完結編。「~を体験した」という事実を獲得するためだけに、さまざまな(無謀な)ことに挑戦する著者のプロ意識(何の?)に喝采。もはやこのエッセイの代名詞とも言えるお腹弱いエピソードもてんこ盛り。またこのパターンねとやや冷めた感じで読んでいても、いつしか、何やってんだよーと笑いながらツッコんでいる不思議。毎回読んでて思うのは、つくづく小説家というものはかくも自分の内面も外面もさらけ出す職業なんだなということ。いやー恐れ入ります。2025/08/02
なつくさ
37
エッセイ三部作、最終巻。もう、ほんと、朝井さんってば、ワガママボディなんだから。素敵な体験?と素敵な友人たちに恵まれて羨ましい。ここまで読んでいくともう、しょうがないなぁ、という苦笑いと親しみが自然に湧いてきました。朝井さんの本はエッセイを除けば2、3冊程しか読んでいませんが、まさか、その著者と同じ人物とは思えないエピソードの数々は、三部作で終わるにはMOTTAINAIと思いました。人生とはいつだって、あの時の自分死ね、である。名言でした。朝井さん、著者紹介欄をひそかに楽しんでいる読者はここにいますよ~。2025/08/03
紫陽花と雨
23
私もすぐお腹痛くなる人なので、朝井さんのお腹スペックで南米&北米に行ったのは尊敬しかない…数々のエピソードは驚愕でした。私もマチュピチュ・ウユニ塩湖は行ってみたい場所だけど成田空港ですでにお腹痛くなりそうだ(早い)1か月でホールケーキ5個食べてからの人間ドックってそうなるのかなるほどなあ。余興とか誕生日プレゼント企画とか全振りでから回っている朝井さんが微笑ましくて今作も声出して笑いました。3部作とか言ってるけど「ゆとりの帰還」出しそう…出すでしょ?出すよね?とか思っているのは私だけではないはずです。2025/07/15
はるき
18
たぶんこれ素なんだろうな。なんかそれ、凄く良いな。この先もずっと、このままでいて欲しい。2025/07/18
と
15
いや~面白い。朝井リョウのエッセイ三部作。全編通してほぼ排便の話でもある。電車で読んでて吹き出してしまった章がいくつかある。「人体交換マジック」が1番ツボだった。調子に乗っても現実を見つめさせられる。自分の人生によくある展開をこうも面白く、そして概念化してくれて感謝しかない。イベント、観てみようかなァ。2025/07/23