内容説明
あなたが普段なにげなく利用している家、マンション、旅館、学校、会社、喫茶店、飲み屋、レストラン、カラオケボックス、病院などに恐怖の〈幽霊物件〉はありませんか?怪奇探偵が蒐集したいわくつきの幽霊物件をご紹介。日常生活の隣に潜むもう一つの世界にご案内します。文庫化特別附録40ページを追加!
目次
第一章 ホテル 泊まってはいけない! ビジネスホテル/ラブホテル/旅館/民宿
第二章 住居 住んではいけない! マンション/アパート/家
第三章 学校 通ってはいけない! 中学校/高等学校
第四章 会社 勤めてはいけない! 会社/役所/図書館
第五章 病院 患ってはいけない! 外科病院/総合病院
第六章 飲み屋 酔ってはいけない! スナック/居酒屋
第七章 喫茶店、他 寛いではいけない! レストラン/喫茶店/カラオケボックス/エステサロン/サウナ
著者等紹介
小池壮彦[コイケタケヒコ]
1963年、東京都生まれ。國學院大學文学部卒業。作家・ルポライター・怪談史研究家。フィールドワークと文献調査により、幽霊・心霊事件の社会的背景を研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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備忘録
19
建物に纏わる話で編まれた実話怪談集 原本がホラージャパネスク叢書で古い作品のため話も一昔前の話になるが 怖い話が多く読み応えある 著者が全て幽霊の仕業というスタンスではないのもあり、宗教の勧誘だろうなどと手厳しく切り捨てる話などもあったりする 復刊してくれて、再び読むことができたのはなにより2025/06/06
昏良川暗渠
1
2000年に発売され、絶版になっていた本の文庫化。ホテル、病院、飲み屋など、場所に纏わる怪談がまとめられている。話のクオリティにムラがあるが、「やめてェーッ」や「デンマさんのドロップ」のようなよく分からない話が怖かった。「むずかしい話はなし」は一読、笑ってしまった。文庫版の付録として、アンビリバボーで映像化もされた「夏川ミサエの話」が収録されているのも嬉しい。怖いのは勿論のこと、この話には何故か懐かしさを感じてしまう。2025/06/07