内容説明
『花舞』という名の料理を開発し人気を博した高級料理店の板前が、刺殺体で発見された。元哉と亜澄の幼馴染刑事コンビは、『花舞』のレシピに盗作疑惑が浮上した過去を突き止めるが、関係者たちの言い分は微妙に食い違う。料理を巡って起きる悲劇の真相に亜澄が迫る。鎌倉文化人の愛憎渦巻く事件を追う警察シリーズ、最終巻!
著者等紹介
鳴神響一[ナルカミキョウイチ]
1962年東京都生まれ。中央大学法学部卒。2014年に『私が愛したサムライの娘』で第6回角川春樹小説賞を受賞しデビューする。同作で15年に第3回野村胡堂文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書好き・本屋好き堂
8
シリーズ第7弾にして完結編😢 今回は、高級料理店の板前が刺殺体で発見された事件なので、不謹慎にも料理が美味しそうで思わず😋笑 亜澄と元哉の幼馴染コンビが見れなくなるのが寂しすぎる! 新章シリーズとか始まって欲しいな😆 ゆっくり読もうと思ってたのに、面白くて一気読みでした✨2025/06/10
マカ
7
シリーズ第7弾。そして最終巻とのこと。例の女性2人がまたもや引っ掻き回す。亜澄もイチイチ相手にしなきゃいいのにと思いながらも、ラストにはそうきたか~と。同族嫌悪?似た者同士だったってことか。事件はレシピの盗作ということだったけど判断が難しくはあるよね。これにて最終巻ということで納得する部分もあるかな。2025/06/22
かんがるー
4
シリーズ第七弾 鎌倉の文化を舞台にしたシリーズ完結編は高級料理店を巡る事件。 事件は亜澄の刑事としての嗅覚が冴え解決したんですがシリーズの途中から登場した彼女らと事件のかかわりやラストにびっくりと納得のおさまりで全てスッキリ!2025/06/10
ICHI (atomic)
3
7巻、最終巻 人気料亭の主人が何者かに刺殺された。亜澄と元哉は、彼が開発した『花舞』という料理の盗作疑惑を追うが... 亜澄の刑事としての能力が冴え渡ってる🔍あの二人組いつ登場するのかと待っていたら…シリーズとして綺麗な終わり2025/06/29
瀬川 敬
2
なんとこのシリーズがは最終巻だそうです。このシリーズ、事件の解決の仕方はともかく、二人の出す空気感と街の舞台感があっていて、バディものとして非常に楽しく読めたシリーズでした。最後も、その関係はライバルも含めて曖昧な終わり方のような気もしましたが、それは読者の想像に……といったところなんでしょうね。2025/06/06